解決のためにできること -  今すぐできること(公開中)

トラブルの予感を感じた時から、初期段階に「チェックすべき」必要な情報をまとめています

可能な限り直接交渉を試みる

弁護士から書面を届けると、法律で「争う」姿勢を示したことになります。
根拠に基づいた解決ができる場合、民事上の法的主張(嘘でも通用する主張)ができる環境は避けたいものです。

 

 

プロセスを記録に残す

メールなど交渉の経緯が証明できる方法がベストです。
電話や関連する行動なども書き留めておくと良いでしょう。

会員サイトの「ノウハウーやりとりの記録」ページに実例があります。
専門家を交えた打ち合わせの場に向けて作成し、その場で相手方と共有することもできます。

メール通信内容をまとめておくと、特定のメールを捜す時に役立ちます。
◆メール通信内容をまとめる例
◆相手の状況をまとめる例

 

フォーマットと事例

記録用フォーマット

記録の記入事例

(閲覧には無料の登録が必要になります)

 

専用のものでなくてもOK。
項目など区切りを細かくしない方が記録しやすく、いろいろな状況を自由に書き込めます。
記録の内容は後から、いつ、どんなことをしたか、誰から、いつ、どんな連絡があったか、などすぐに検索できるINDEX的なものとして活用します。
それぞれの詳細資料は、別に管理・ファイルしましょう。

 

 

直接面談の場合は相手の許可を得て録音(または録画)する

密室にならないよう、専門家や関係者に同席してもらうのがベストです。

 

 

警察に相談する

相手から謝罪や賠償が得られなかった時・・・、相手から争う姿勢を示された時など予期せぬ状況に困惑することがあるでしょう。
そんな時は警察に相談することで進むべき方向が見えてくる事があります。
様々な事件を取り扱い、人に対する見極めに長けた捜査官を信じて相談しましょう。

会員サイトの「事例ー警察相談」ページに実例があります。

◆提出した書証を記録しておく
◆警察のサポートを得ながら告訴状の作成を進める

 

 

気持ちや判断したことを記録に残す

いつの時点でも大丈夫です。気持ちを抱えきれなくなったら書き留めましょう。
時間がたつと気持ちも変化するでしょう。
そんなとき、「そうだった」と、原点に立ち返らせてくれることでしょう。
大切なのは、自分の気持ちを整理しておくこと。
被害者として自分の気持ちに向き合い、書面にしておくことは意味のあることだとファクトフルは考えています。
被害者が自分の気持ちを整理した書面は、専門家に気持ちや人となりを伝える手段にもなります。
会員サイトの「ノウハウー書くことで気持ちを整理する」ページに実例があります。

 

 

自分と似た事例を調べる

自分と似た紛争事例を調べます。

この時、web上の検索アプリを使用すると上位には専門家の宣伝や専門家のアドバイスのページが表示されます。

最終的に専門家に相談するのが一番ということになるかもしれませんが、この段階では、キーワードを変えて可能な限り客観的な情報に行きつけるよう試みてください。
オープンAIを活用して、そこから掘り下げるのもよいでしょう。
裁判所のページや被害者救済のページ、弁護士会のページから検索するのもよいでしょう。
重要なのは、専門家に相談する前に少なくとも関連する法律・法令など司法にかかわる情報を把握しておくことです。
可能であれば、収集した情報を元に自分でいくつかの対応策をプランニングしておくのもよいでしょう。

 

 

信頼できる友人から情報源を広げる

自分が思っている以上にあなたには支えてくれる人がいるということを思い出すことも大切です。

重大な案件ほど一人で抱えて何とかしようと思うことでしょう。
一方、この段階では、例えば専門家の知り合いがいないか、このような事案に詳しい人がいないかなど紹介を仰ぐ相談も有効です。

人と人のつながりで同じような紛争を経験した人に出会えるかもしれません。

「縁」は「思いつき」から生まれることも多いのです。
ファクトフルに寄せられた事例では、紛争当事者の学生時代の友人が裁判官になっていたため、大変有効なレクチャーを受けられたケースがあります。

 

 

主体的に進める。主体的に止める

法律的なことは分からない、と最初に決めつけないようにしましょう。

アドバイスをもらったら調べる、その繰り返しで経験を積むことができます。
費用を支払うのもプロセスや結果の責任を負うのも当事者です。

責任者として粛々と取り組むことを心掛けましょう。
そして、辛ければいつでも止めてよいのです。